luna creciente とは


2015-04-01

4月1日



最近、久しぶりに新宿のお気に入りの大きな本屋さんに行きました。
坂口恭平さんの「現実脱出論」と
オリヴァー・サックスさんの「色のない島へ」を買いました。

「現実脱出論」はずっと読みたかった本でした。
ちょうど心が窮屈になるような時間を感じたあとだったので、
どの本を読もうかなと思ったときに浮かんできました。
自分に戻れる場所があり、戻る方法が書いてあり、
これでいいんだという自分への自信にもつながるものでした。
坂口さんのような人に思春期のころお会いしていたら、
どれだけ自分の気持ちが楽になれただろうと思いました。
過ぎてしまえば、あの時期があったから今があるので、
それもひとつの経験なのだと思うのですが。

「色のない島へ」は脳神経科医によるミクロネシアの探訪記です。
ある島には全色盲の方が多く住むと言われています。
その島へ行き調査をする話なのですが、とても興味深いです。
まだ途中ですが、世界はこんなにも広くて
まだまだ知らないことがたくさんあるんだということを
改めて気づかされました。
私は今日本にいますが、
今目の前にある問題とどう向き合うかということについて
少し視野を広くして考えてみたらと言われているような気がしました。

あたたかくなってきたので、
歩きながら思いを巡らせてみようと思います。