luna creciente とは


2014-12-31

2014から2015へ

今年もあと少しになりましたね。

2014年は変化の年になりました。

2015年を迎える前に
気持ちの整理をしようと思い、
旅をしています。

福岡から新潟までの日本海をなぞる旅。
山陰地方は静かで、
でも独特の時間の流れがありました。
兵庫あたりで温泉地に近づくと、
人が多くなり、人が多くなると、
何かが変わりました。

一駅一駅、停止しました。
途方にくれるくらいの駅に止まりました。待つことが全てのようにも感じました。
でも、今のわたしには必要な時間でした。

おかげで、
ゆっくりゆっくり心のなかをのぞくことができました。

真っ白になって2015年を
精一杯生きようと思います。

みなさま、
今年もありがとうございました。
ホームページ、不便な部分もありますので、少しずつ直していきますね。

今後もよろしくお願いいたします。

それではよいお年を^_^



2014-12-20

家族写真 と


すっかり冬らしくなってきましたね。

先日、今年最後の写真撮影のご依頼をいただきました。今年で4回目になる、この季節にお会いできるご家族の撮影でした。
お子さんも5歳になられ、大人っぽい表情の瞬間もありました。

お子さんの成長に寄り添えるお仕事なのだなと改めて思い、はじめて良かったと思いました。





今年は一昨年、昨年に撮影させていただいたご家族からのご依頼もあり、再会の年になりました。

本当にありがとうございました。


さらに、今年はいろいろなことがあり、
先日無事に引っ越しを終え、
新たな場所で落ち着きを取り戻しています。




今年は少し早めに仕事を終わらせて、
長めのおやすみをいただきます。

今年を振り返り、そして、来年をイメージする雪の旅に出てきます。



2014-12-04

大いなる沈黙へ



昨日、川越のスカラ座で「大いなる沈黙へ」を観てきました。
フランスの山の麓にある修道院のドキュメンタリー映画です。
この映画を知ったときに、
あの人と観に行こうと思った人がいて、
彼女を誘いました。

静かに流れる時間のなかに
見えてくることがありました。
ていねいにていねいに生きる姿に
祖母の姿が重なりました。

本当に大切なことは何ですか?

無言で問いかけられているように感じました。

永久に保存したいと思う作品に出会えました。

今後、渋谷のアップリンクでも上映されるので、
もう一度観に行こうと思っています。




2014-11-29

シンプルに



先日の世田谷にある日本庭園をみながら行うヨガで、
ふと浮かんできたのは、
この模様のない真っ白なカップでした。

ここまでシンプルになれたらいいなと思い、
部屋を片付けていますが、余計に散らかっています。

明日は11月最後の日。
早起きしてヨガの勉強会に行ってきます。

新しい手帳を買ってきたので、
来年のイメージを1ページ目に描こうと思います。


2014-11-17

気づいたこと


 
だんだん冷えてきましたね。
この徐々に季節が変わる様子が好きです。
色にしたらグラデーションになりそうな。
なんてやさしいんだろう。
そんな気持ちにさせてくれるこの変化。
いきなり暑い夏から、極寒になるわけではなくて、
月の満ち欠けのように少しずつ少しずつ。

年を重ねるというのも、そんな感じなのでしょうか。
ずっと私は大事な日に雨が降るという
所謂、雨女でした。梅雨生まれだからかなと思っていたのですが。
でも、今年になり、
あるときから大事な日は見事に晴れるようになりました。
まわりからも晴れてる!!と驚かれるくらいに。
偶然なのかもしれないですが。

でも、なんとなく思い当たることがありました。
それは雨を受け入れるようになったころから変化がありました。
ずっと、雨は嫌だなと思っていたのですが、
いつからか雨の良さを探すようになり、
雨の日に出かけたりするようになりました。
屋久島に行ってからはますます雨が心地よくなりました。
木々が本当に生き生きしていたからです。
屋久島は366日雨が降るといわれるくらい、雨の多い場所。
1年365日よりも多いということですね。笑

そうか。そいうことか。
と気がついたのです。

月で言えば、見えない部分も受け止めて、
今は見えている部分が三日月のカタチだけれども、
本当は丸が月全体の姿なのだということ。

嫌だと思っていることもまるごと受け入れてみたら、
案外、うまく回り出すのではないかと思ったのです。

今はいろいろなことを、
実験中です。笑

思考は現実を作り出すという言葉をよく聞きます。
寝るときは特に、1日の出来事のなかで起きた嫌なことや、
怒っていることなどは、寝床には持ち込まないことだそうです。
昼間の意識と、夜の意識は違って、
寝ているときは何でも吸収してしまうのだそうです。
怒りや悲しみ、苦しみは朝起きてから考えること。
夜は、なるべく穏やかな気持ちで寝ることだそうです。

オススメの本は
宇野千代さんの「天風先生座談」です。
1987年に出された本ですが、これは1家に1冊あっていいと思っています。










2014-11-09

Tiger&Dragon


最近は、2005年に放送されたドラマ「タイガー&ドラゴン」を夢中になって観ています。
宮藤官九郎さんの書いた作品、大好きです。
落語が出てきますが、来週14年ぶりに両親が揃って東京に来るので、
浅草に行こうと思っています。


フィルム写真と手紙は似ているなとお風呂に入りながら、考えていました。
LINEやFacebookはとっても便利ですし、使っていますが、
そこで話すことと、実際に会って話すことにズレがあるように感じてきました。
その中間が手紙のような気がして、
年末はどうしても時間の流れを早く感じるので、
せめて自分のゆっくりとした時間で過ごしたいと思い、手紙を書いています。

そして、本当に大切なことは会って話す。
どんなに時間がかかってもいいので、
それまで温めて温めて。
最近、忘れっぽいので会うころには忘れていて、
帰るころに思い出すパターンもあります。
でも、それも含めて旅なのかなと思っています。
会いたい人が、なぜかみんな遠くにいるので、
年末はゆっくり時間をかけて会いにいこうと思います。


その前に一仕事がんばります。

2014-10-29

色色


木枯らし1号がふいたそうですね。冬の到来でしょうか。

先日、いつもヨガでお世話になっている笹塚の福祉作業所のみなさんと
長野の蓼科と諏訪湖に行きました。


長野の山の高い場所では紅葉がとても綺麗でした。
屋久島の木はとても力強いのですが、長野の木はとても繊細な印象を受けました。


長野の冬はとても寒いですが、
木々には鮮やかさがありました。
寒さには色を出す力があるのかなと思いました。
東京の冬も寒いですが、この季節の急な冷え込みが葉を色づかせるのだと、長野の山をみて思いました。





今年はどんな年だったのだろうと、あと2ヵ月で年を越す前に振り返っています。

年の初めに頭に浮かんだこと
・土
・食
・寄り添う

食は、3月に鹿児島に行ったときに出会った宮崎の農家さんに自然農で作った野菜を送ってもらったり、実家の新しくできた畑で採れた野菜で家族にご飯を作ったりしていました。

寄り添うというのは、心でしょうか。仕事だけではなく、家族や友人、そして、日頃出会った人たちに寄り添うような気持ちで接することを大切にしてきました。これはずっと続けます。

最後の土。
これだけは、未だに思い当たることがなかったのですが、
最後の最後に引っ越しをすることになり、
自分の心が決めた場所は、畑のそばでした。
採れたての野菜がその場で買えるようなので、今から楽しみにしています。

さてさて、2015年の足音も聞こえてくる季節。

どんな1年になるのではなくて、
どんな1年にするか。
その1歩は自分の行動だということを実感しています。


木々の葉が色づいて、それが本当に美しいように、
人が本当に美しく輝いているときは、
たくさんの人に出会い関わったときなのではないでしょか。
向き合って話したり、一緒にご飯を食べたり、一緒に仕事をしたり。
誰かと比べて、自分にないものを数えるのではなくて、
今いること、在ることが本当に全てで、相手を相手として捉え、
自分を自分として捉えることが大切だと思います。
そういう想いを持った人からは色が生まれる気がします。
その色が集まって人々が紅葉のようになるのではと。
それはこの季節の山のように本当に美しい。
人も自然であると気づく瞬間のように感じます。

先日働いている施設で、ある利用者さんが言ってました。
「どんなに大人になっても赤ちゃんのときを忘れないで」と。

その言葉を繰り返し繰り返し思い浮かべています。
赤ちゃんは出会いが多い。
生まれたときから全てが出会いの連続です。
自分でできないことがほとんどで、
誰かとの関わりがあって
生きていくことができます。
そして、誰かと比べることもなく、
ありのままで生きています。

なんとなく、
彼女が言っていた言葉には、そんな想いが込められているように
思えるのです。



2014-10-20

山のおんぶ


千葉の山武に行ってきました。
山のおんぶ。
音が舞うという意味もあるとお聞きしました。
いろいろなことを体験できる素敵な場所でした。



前夜祭は、ムシオクリ。
九十九里浜あたりに伝わる、
豊作を願って行われるものだそうです。

 山のおんぶでは、
結婚式も。

このような場所でできますよというご案内のようなカタチでしたが、ご本人たちにとっては、これが本当の結婚式でした。
偶然にも私の友人。
一緒に学生時代にブータンに行った友達がブータンを撮影されている写真家さんとめでたく結ばれて、この日を迎えることになったそうです。
いろいろな人との再会があり、
1日だけ、このイベントに急きょお手伝いとして参加。

天気もよく、とても気持ちがいい1日でした。
この場所に来たのが、ちょうど2年前。
ヨガブロックをつくるワークショップに来たことがきっかけでした。
動いた分だけ、
輪が広がっていくのだなと実感した日でした。
ちょうど、水に石を投げると水面に輪が出来て、
だんだん大きく広がっていくようなイメージ。

佐瀬ご夫婦には大変お世話になりました。
また行きます。





2014-10-13

世田谷ヨガ 10月のお知らせ

もうすぐ台風がきますね。

昨日は施設の運動会だったので、
撮影、付き添い、黄色組という役割でした。
玉入れは黄色がないので白を代用。


体育館ではなくて外は、
いつもと違った空間で、
みんなの思いっきり走ったり、飛び跳ねたりする姿に、
やっぱり青空の下はいいなと思いました。
言葉ではうまく伝えられない人たちも、
風にあわせて、太陽の光にあわせて、カラダを動かしているようで、撮影している私も
この場に参加できて本当に良かったと思いながら行っていました。


さてさて、ヨガのお話。
月に1度やらせていただいている
世田谷ヨガも3回目。
すっかり秋の装いにあの日本庭園もなっていますね。
詳細はこちらです。



場所 FORUM 世田谷サロン
http://the-forum.jp

時間 am 10:00~11:00
料金 2,000円(ハーブティーつき)

日程    担当

10月15日(水)ともこ
(さとみさんの回は10月はお休みです)

ご予約 tomokokawauchi156@gmail.com

男性の参加者も多いヨガになります。
私のヨガは目を閉じます。
音楽もかけていませんので、その季節、
その日の音を感じることができます。
この前は蝉の声がなくなり、鈴虫でした。
今回は何だろうなと楽しみです。

ありのままにもどる時間になりますように。

お待ちしております。

2014-10-06

台風のあと

10月になり、電車での移動時間によしもとばななさんの「王国」を読んでいます。
6年くらい前に読み、そのときの状況にシンクロしていたのを思い出しました。
あれから6年経ったのだなと、少し物思いにふける夜を過ごしていました。
昨日から雨が続き、ちょっと頭痛がしました。
朝起きても雨は続き、
クリニックでのヨガに出かけました。
ヨガの間、雨の音、風の音が響きましたが、
終わるころには目を閉じても明るい光を感じました。

電車での移動中、また本を読みながら首の後ろに久しぶりの太陽を感じ、
ホッとしました。
この温かさに、私は何度も寄り添ってもらってきたことを思い出しました。

屋久島に行ったときに、
ギャラリーの扉を開けると木の香りがして、
はじめてだけれども何だか懐かしい感じがしました。
2階に上がる階段を登ると、1匹の猫が写真の前で
本当に心地良さそうに眠っていました。
まるで写真を守っているようで、屋久島の温かさをここでも感じました。
私も一緒になって、そばで眠りたい気分でした。

しばらくすると、私の気配に気づいた猫は、焦ることもなく、
いつもそうしているように、
当たり前のように、私の膝に乗ってスヤスヤと夢の続きをみるように
眠りにつきました。
その温かさと重さを感じながら、ここに来てよかったなと思う時間を過ごしました。

きっと、この猫は、
素敵な人たちに囲まれて暮らしているんだろうなというのを感じました。
優しくて、穏やかで、素直で。


連日の仕事で、今日が何曜日かを忘れていました。
でも今日の夕方の澄んだ空をみながら、
曜日を忘れたっていいし、
昨日何を食べたか思い出せなくてもいい気がしました。
私の心には、
あの猫の温かさと重さと、
朝の三日月と、
坂の上から見えた海と、
山から上る雲が、
ちゃんとあります。
もう、モノはそんなにいらないから、
心に中にそういう光景を入れていきたいと思っています。
今日も精一杯生きようと思える、私の力の源がそれだからです。
ありがとう。
今日も素敵な夕方を過ごせました。




2014-09-29

三日月の秋の夜


屋久島の写真があがってきました。
35mmのフィルムカメラ1台のみ屋久島に持参。
少しずつ記憶が薄れてきたころに仕上がったので、
久しぶりに見る緑の世界は、あのときのドキドキした気持ちを
呼び起こしてくれました。





もう気がつけば9月も終わり。
昨日の夜、前に住んでいた家の前に行くと、
取り壊される寸前でした。
窓も全部外されて、暗闇だけがそこにはありました。
いろいろなことが蘇って、少し寂しい気持ちになりました。

記憶だけが、時間も空間も超えて自由に旅をしているようです。

10代のころも、20代のころも、とても不安定で
一度糸が切れたら、もう戻って来れないような感覚でした。
行き先も、戻る場所もわからなくて、ずっと迷子のような気分でした。
ヨガに出会ったタイミングと、写真の作品を発表するタイミングが重なり、
そこでペースをおとし、ゆっくり歩くことを知りました。

今思うと、
あのときは変わることが怖かったのです。
変わることを受け入れることがなかなか出来ずにいました。
季節が変わるように、自分を取り巻く環境も変化していきます。
それを素直に受け入れるのに、とても時間がかかりました。

今は、
変わらないことは何もないという気持ちになり、
変化を受け入れて楽しむことができるようになりました。
それはきっと変わり続けることの中で、
変わらないことが唯一あることを知ったからだと思います。





昔から、涙もろい私ですが、
最近はさらに涙もろくなりました。
先日テレビで放送していた「猿の惑星」の映画を、
小6の姪っ子と観ていました。
最後のあたりで、号泣。
姪っ子に「ともちゃん、赤ちゃんみたいだね」と。

泣きそうになるくらい大切にしたいことがあり、
それは今まで通り過ぎてきた日常の一瞬でした。
大人になるって泣くことなのではないかと思うくらい、
胸が熱くなり、グッとこらえることが増えました。

そういった日々を写真に残しています。

今はまだ言葉にできない感覚のままのことが多いですが、
いつかそれを言葉にして本にできたらいいなと、
きれいな三日月をみながら心の中で思っています。








2014-09-17

屋久島


物心ついたころから、
生まれ育った家には木がたくさんありました。
いつもトラックが出入りし、
木を運んでいました。
高く積み重なった木からはいつもいい香りがしました。

東京に来てから、
家業は材木店なんだなというのを強く意識しました。
もう、あとを継ぐものがいないので、今年で終わってしまいましたが、私のなかではずっと木のことが続いていました。


いつしか「木」が私のなかで大きな存在になっていて、
今年に入り「7200年」の木が屋久島にあることを知りました。
みたいなあと思っていたら、
尊敬する写真家さんが屋久島で展示をするということを聞き、それならばこのタイミングということで行ってきました。

旅は子供のころから好きで、
24歳くらいから一人旅をするようになりました。
いつも電車とバスと歩きが私スタイルでした。

大きなリュックとカメラで、毎年日本を巡っていました。

でも、なぜか今回の屋久島はとても緊張しました。
なにか覚悟が必要な気がしたのです。
島に着くと少し蒸し暑く、そして緑がとても濃く、生き生きしていて、初めて感じる雰囲気でした。

朝3時に起きて
4時に出発。
6時に登り初めて、
「7200年」の縄文杉に出会えたのがお昼の12時でした。
それまでの道のりで、1000年以上の木がたくさんあり、じっくりみたいところでしたが、よそ見をしていると足を踏み外しそうになる険しさ。

今回はガイドさんも、そして初めて会う仲間たちも一緒だったので、
いろいろ説明をしてもらいながら、何とか写真を撮りながら。

こんなに大きくなるのだから、きっと土がいいんだろうなと思っていたら、
屋久杉の下は土ではなく、岩だということを聞きびっくりしました。
岩の上にこの木が立っているのです。
ゆっくりゆっくり時間をかけて、大きくなるのです。

想像以上の世界に、唖然としてしまいました。

帰りも同じ道のりを歩き、1日22キロで10時間。
こんなに続けて歩いたのは、きっと生まれて初めてでした。



次の日、太ももが筋肉痛でしたが、なぜか歩き足りない気がして、
さらに4時間以上歩き続けました。
カメラ片手に海沿いの道をずっとまっすぐ。
さらに次の日は、島をバスでぐるっと回りました。
何とか屋久島の表面だけにやっと触れられた気がします。

どこにも境界線はなく、自然も人も動物もみんな大きな円の中で
暮らしている印象を受けました。
本当に豊かな場所。
厳しくもあり、だからこそ優しくもある。

とてもシンプルで真っすぐで、
いかに私たちが物事を複雑にして、
心を曇らせているかを感じることができました。

「素直にありのままに生きなさい」と
山から空にあがる雲の流れをみているときに、ふと聞こえたような気がしました。

本当に大切なことは何か
をいつも自分に問いながらここまで来ましたが、
またこの旅で教わりました。

本当にありがとうございます。
また行きます。屋久島。

2014-09-05

9がつ



日に日に夜になるのが早くなってきました。
秋から冬へ。

夕方の何とも言えない空の色が好きです。
夜になる前の、深い青の時間。
町も人もその青に染まる、その時間。

引っ越しすることが正式に決まり、
心の中で次に住む場所を決めながら、
そんな空を眺めていました。

なんで自分はこの色が好きなのだろうと
ボーッと考えていたら、ふと浮かんできたこと。
私が産まれたのは、夕方の5時だと母から聞きました。
ちょうど夏至ごろなので、陽は長かっただろうと思います。
このくらいの色になる頃には、産声をあげてから2時間くらい。
なんとなく、私は自分が産まれてきたのだとわかったころではないかなと思います。
空をみてはいないだろうけれど、感じていたのだろうと。

記憶がどんどん重なって、いつしかそのことも忘れていましたが、
心の奥に眠っていた記憶が蘇ることがあります。
この空の色も、なんとなくそんな気がしています。


先日、ずっと観たかった河瀬監督の「2つ目の窓」を観てきました。
本当に大切なことは何かということを、感じる時間でした。

歪みはいつか別のカタチで目の前に現れます。
この大自然とともに真っすぐ生きる人たちの姿をみて、
自分の歪みを真剣に見つめるきっかけになりました。
もう、自分に嘘はつかずにいこう。
そんな気持ちで劇場を出ました。

自分の内にあるものは、自分の外にあるものとつながっています。
外を変えるのではなくて、自分の内を変えていく。

これから、大自然に戻る旅に行ってきます。



2014-08-29

新しいヨガのクラス



今日は
はじめての世田谷ヨガでした。
緑あふれるこの空間で
ゆっくりと呼吸を意識したヨガを行いました。

みなさんの呼吸の音と外の蝉の音が重なり、夏の終わりを感じました。

定期的にこのクラスは開催されることになりました。

詳細はヨガクラスのページにて
http://lunacreciente11.blogspot.jp/p/yoga-luna.html

東京は自然が少ないとか
コンクリートジャングルとか言われていますが、
小さな自然を大切に想う心がここにはあります。
山がなければ、お腹で山を描いてみたらいい。
海がなければ、呼吸で波を感じたらいい。

と私は思います。
お待ちしております。

2014-08-25

世田谷 ヨガ

暑さが少し和らいでいますね。

もうそろそろ秋の気配。

虫の鳴き声もセミから鈴虫などにかわってくる季節ですね。

新しい場所で、ヨガをします。

日時 8月29日(金) AM10:00~11:00
料金 2,500円 (ハーブティー付き)
場所 THE FORUM 世田谷 http://the-forum.jp
担当 河内 智子

ヨガマットの準備があるので参加希望の方はメールにてご連絡お願いします。nijinotaneyoga@gmail.com   サトミ 虹の種ヨガ

緑あふれる日本庭園をみながら、鳥の声、虫の声をききながら、
ゆっくり過ごす時間をみんなでつくっていけたらと思います。
少し足を止めて、
流れていく時間を味わってみませんか。

ご参加お待ちしております。

ともこ

2014-08-18

にいがた


こんにちは。
夏も折り返しましたね。
先日お休みをいただきほんの少しだけ、
新潟に帰りました。

今年は実家も引っ越しをしたので、
新しい環境でのお盆休みでした。


早朝5時半ごろ、隣で寝ていた姪っ子も起こして散歩に行きました。
農家さんが多い場所なので、みなさん早起きです。


 この辺りを守ってくださっている神社にご挨拶に行きました。すっかり大きくなった姪っ子ですが、虫取り網を持って出かけるところは子供らしい。

「オトナはねいつも成績ばかり気にして、コドモと一緒に遊んでくれないんだから」と。
鋭いなと思いながら、一緒にカエル探しをしました。

曇ったり雨が降る日々でしたが、緑が生き生きしていました。
山がくっきりと青く、こんな日は珍しいねと家族と話していました。





ちょっと遅れてお墓参りをしました。
子供のころからこの季節が好きでした。
夕方、ヒグラシが鳴き、家族みんなでお墓に行きました。
帰ってくると、広場で盆踊りがあり、
やぐらの上にタオルを頭に巻いたおじちゃんが、
太鼓を叩いていました。
そのおじちゃんは、もう天国で、その盆踊りもなくなりました。
あのときの光景は私の心にずっとあります。
いつも私の記憶の映画が、その季節の音や風、光によって始まります。
またこの季節を迎えられたことに感謝して、
東京に戻りました。




あなたは居てくれるだけでいいんだよ。
と新しく家族になったココが教えてくれました。



2014-08-11

アーユルヴェーダと




昨日はアーユルヴェーダの研究専門家である
上馬場先生のアーユルヴェーダとヨーガの
1日講座を受けてきました。
セルフケアを中心に、脈診で自分の体調を知る方法や、
食べ物の話、自分の体質の話、マッサージの方法など。
アーユルヴェーダもヨーガも日々の生活に寄り添うもの。

「身土不二  体と土はひとつである」


とお話のなかに出てきましたが、
今いる土地のことをもっと学ぼうと思いました。

それは、自分を知ることと同じ。
新潟にいる頃は、学校でよくその土地のことを学びました。
なぜこの学校の名前の由来や、その土地の歴史など。

でも、東京に来たら住んでいるのに、

どこか観光しているときと同じ気持ちだったと最近気づきました。
東京という土地にお世話になっているのだから、
ちゃんと挨拶しなければと改めて思いました。


そして、先生から突然、熊野に行ってみたら!?と。

熊野ですか?と思わず聞き返しました。
私の今までに登場してこなかっただけに行ってみようと思います。
その前に、その土地のことを少し学んでから。
あとは現地で学びつつ。

アーユルヴェーダと熊野の一日でした。つづく。

2014-08-06

今週末にアーユルヴェーダとヨーガの講座を1日だけ受けるのですが、
今、その予習をしています。

わたしは風を感じると心が元気になります。
風になびく布を見たり、風に揺れて鳴る音を聞くと、安心します。

煮詰まったら、とりあえず外に出て散歩をします。
買い出しに行ったり、近所の猫さんと遊んだり。

今日は風が強いので、気持ちがいい夜。
心地よい七尾旅人さんの歌声を聴きながら、
これから訪れる大きな波に乗る準備をしています。

また、わたしには大きな試練が来るようです。
安定を許されない1年。
風のように流れる1年。

わたしらしいと言ったら、わたしらしいのかもしれないです。

しっかりとご飯を作って、しっかりとカラダを動かして、
しっかりと休んで。
リズムと整えて、呼吸を大事にして、
さあ!と静かに気合いを入れました。

プロフィールにあるように、
いつもはボーッとしてますが、たまにシャキッとします。
そのシャキッとする時が来たようです。

夏を楽しみましょうね。

2014-08-03

うまれる



今日は36℃を超える暑さでしたね。

先日撮影させていただいた方へお写真の発送をしたあとに、
武蔵野大学で自主上映会の「うまれる」をみに。

これいいよ!とオススメのご連絡をいただき、
タイミングよく休みがとれて行ってきました。

4組のご夫婦のおはなし。
子供の頃に虐待をされた経験があり、そのうえで結婚、妊娠、出産をされる方。
お腹の中でお子さんが亡くなられた方。
お子さんに重度の障がいがあって生まれてきた方。
長い間不妊治療をされてきた方。

「いのち」について考える時間でした。

赤ちゃんはこの家族を選んで生まれてきたのだということ。

イコール自分は自分の意志で選んできたということですね。

この言葉は大きく響きました。

私は自分の家族を選んできたのだなぁと思うと、考えさせられました。
18のときに逃げるように東京に出てきましたが、
気がつけば私は家族ひとりひとりの足跡をたどっています。
医学のこと、食品のこと、料理のこと、手紙のこと、福祉のこと、
木のこと、心のこと。
私の家族ひとりひとりが専門にしていることです。
それを私は自分の羽を広げるように、浅いですが学び、いろいろな人に出会い、
そして日々実践しています。
東京に出てきたのは、家族を見つめ直すためだったように思います。

写真に出会い、家族を撮るようになり、ヨガに出会い、心身のバランスを安定させ、
ゆっくりと目の前のことを受け入れられるようになりました。

「うまれる」とはなにか。
私はなぜここに生まれたのかと子供のときに歩きながら考えたことがありました。
大人になるとウンと頭を使うようになり、答えばかりを探そうとしていますが、
「女は子宮で考えることよ」と映画のなかで助産師さんがお話されていました。

お腹で感じながら、
いろんなことを経験して、
今日を精一杯生きること。
いただいた命を大切に。
母とお腹の中で交わした約束だそうです。
最近、母に聞いたことがありました。

守ってくれた母と父と兄弟に感謝しています。








2014-07-27

楽園としての芸術 展



昨日、上野にある東京都美術館で行われている「楽園としての芸術」展に行きました。

http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_havenofhappiness.html

3月に行った鹿児島のしょうぶ学園の方々の作品が展示され、
施設長である福森さんのお話を聴くことができました。

自分がなぜしょうぶ学園を知ったのかだけを思い出すとが出来ないのですが、
3月に福岡の友人に会いに行く計画を立て、
それならば少しだけでもしょうぶ学園に行ってみようということで訪れました。

山をバスでゆっくりと上った先にあり、入り口にたったときに
すごいところだと鳥肌がたったのを覚えています。

園内にあるレストランでゆっくりランチをし、
施設内のギャラリーを見学し、中庭でゆっくりと時間の流れを感じていました。
そのときに展示されていた方が宮崎で自然農をされていて、
九州のお野菜を取り寄せたいと思っていたので、お願いしました。
不思議なご縁でつながっています。

12年前くらいにブータンに行ったのですが、
そのときに感じた雰囲気にとても似ていました。
楽園。

今回のタイトルが「楽園としての芸術」だったので、
納得しました。

福森さんのお話が心に響くものでした。
「私たちの仕事は相手(利用者さん)を幸せにすることなんです」
と。
講演会の途中で、村上春樹さんのエルサレム賞を受賞されたときの
スピーチの朗読がありました。
「これをわたしは読んでしまったので、もしこの先、福祉の法律がいろいろと変わり、
規制が多くなり、今やっていることができなくなったら、
私は施設をやめてしまうかもしれないと両親に話すんです。」
と。
今やられていることを、本当に大切にされているからこそのお言葉だと思います。
自分の意志を貫くことの方が大事だと思うんですと仰っていました。

私はその強い想いに涙がこぼれました。

とてもエネルギーある方でした。
もし、またどこかでお話しされることがありましたら、みなさまぜひ。

展示も昨日からスタートです。
上野の公園あたりもカフェがたくさんできて、夕方は心地よい風がふいていました。
また行きます。

素敵な1日をありがとうございました。







2014-07-19

ギャラリーについて

しばらくギャラリーの写真が見れない状態が続いていたようですね。

スライドをやめて、いくつかアップしました。

2010年ごろからの写真の一部になります。

みなさん、ありがとうございます。

これからもどこでも行きます。

2014-07-15

てがみ



先日、ポストをあけたら
かわいいハガキが入っていました。

ありがとう。

温度を感じるモノと時間。
大切にしていきます。

2014-07-12

きょうのそら








台風が去ったあとの空は、びっくりするくらいいろいろな表情を見せてくれました。
ほんの1時間のできごと。

宝物にしたい空でした。
ありがとう と気づいたら言っていました。

空は誰のもとにもあります。
地上でどんなことがあっても、空を見上げようと私は思い続けています。
この美しさにみんな手をとめ、どうか幸せな気持ちに誰もがなりますように。

明日は満月。
世界中で満月です。

2014-07-06

記憶の旅をみに



下北沢ではじまったアーティストのGOMAさんの展示をみてきました。
http://www.smart-ship.co.jp/jp/

ディジュリジュ奏者であるGOMAさん。
筆を持ち絵を描くようになったのは、事故のあとからだそうです。
ご本人にお会いできました。

GOMAさんのディジュリジュは昔から好きで、ライブに行ったり、
家で聴いたりしていましたが、絵をみに行くのは初めてでした。
1つ1つの点をていねいにていねいに描かれているのが伝わってきてました。
1つの絵の中で描かれているものが動いているようにみえ、
生きているのだなと思いました。
この目でみれて、GOMAさんにお会いできて、すてきな1日になりました。

ぜひ、この機会に。
19日までだそうです。





2014-07-04

カラダに風を通す


すっかりまた梅雨らしくなってきました。

水気があるとカビが生えやすくなったり、食べ物がすぐにいたんだりしますね。
先日、私のまな板にもカビが。。。
しっかりと除菌しました。

そのときにふと思ったのです。
食べ物やモノにカビが生える季節なのだから、
人間のカラダにも大きな影響があっておかしくない季節。

最近は夏風邪が流行っていますね。

今日、本を読んでいたらこんなことが書いてありました。

「半夏生 夏至から数えて11日目の日。(新暦の7月2日辺り)
 農家にとっては大事な節目の日で、
 どんなに遅くともこの日までには田植えを終えるようにしました。
 この日は天から毒気が降ると言われ、
 井戸に蓋をして毒を防いだり、
 この日に採った野菜は食べていけないとされていました。」

冷蔵庫などがない、この梅雨時期の衛生管理が難しかった時代においては、
このような言い伝えは生活の知恵として大事にされてきたのだと思います。


私たちのカラダにも影響が大きいこの季節は、どのように過ごしたらいいのでしょう。

湿気の多いとき、換気が大事ですね。部屋などは風通しをよくしています。
それと同じように、私たちのカラダにも風を通してあげることが大事だと思います。
呼吸を深くお腹からゆっくりと行うということを、
ぜひこの季節は日常に取り入れてみてくださいね。

私は梅雨時期に生まれたので、
この季節は好きです。自分は雨っぽいと思っています。
植物がとても生き生きしているのです。
夏至になり一気に成長をしています。
私も精一杯背伸びをして、ちょっとチャレンジをしてみようと思います。




2014-06-29

手紙のワークショップ




昨日の手紙をみんなでかくワークショップの一コマです。
ご参加くださったみなさま、一緒に企画してくださったITスクールのますださん、
ありがとうございました。

テーブルを囲んで幅広い年代の方にご参加いただきました。
折り紙を使う人、マスキングテープを使う人、隣の人のアイディアを
みんなでシェアしたり、これどうするの?と聞いたり。

最初は戸惑いの表情だったみなさんも、表情が緩んで、
楽しそうに作業されていました。

ここで出来たものは、誰かのポストに届けられます。
ポストを開けたときに手紙が入っていることの喜び。
どんなに疲れていても、それだけで「今日はいい一日だ」と思えること。
そんな温かい時間がたくさんの場で生まれますように。

手紙のワークショップはこれからも続きます。

ぜひご興味ある方、一緒に書きましょう。


2014-06-20

手紙のワークショップのお知らせ


 
みなさん、こんにちは。
もうすぐ夏至ですね。
この夕方の風と太陽の長さが本当にちょうどいいですね。
自然って本当に素晴らしい贈り物をいつも私たちに届けてくれますね。

さて、今回は「手紙」のワークショップをします。
最近、誰かに手紙を書きましたか?

私はよく旅に行ったときに、日本に帰ってきた自分へ手紙を書きました。
帰ってくると、違う国にいた自分からポストに手紙が。
自分から自分へでしたが、とっても嬉しく、
そこに書いてある道に進んでます。

今はポストに入っているのはチラシや電気や水道の請求書関係ばかり。。
そこに、友達からのハガキが入っていたりすると、
疲れて帰ってきても嬉しくなり、元気になります。

そんな気持ちから、
誰かにみんなで手紙を書いてみようというワークショップを企画しました。


日時:  6月28日(土) 14:00〜15:30まで
場所:  西武新宿線 武蔵関駅 徒歩3分 ITスクールにて
     http://www.i-tea-school.com

持ち物: 手紙を出したい人のお名前と住所
参加費: 1,000円(材料費とおやつ代を含む)
定員:  10名 どなたでもご参加いただけます

お問い合わせ先: このホームページから受付します。
         電話からも大丈夫です 090−7529−5039 (かわうち)

とてもゆっくりとした時間で、
お話をしながら久しぶりに手紙を書いてみませんか?

終わったあとは、からだにやさしいフルーツとヨーグルトを使った、
夏のおやつを作って食べましょう。





2014-06-16

青空ヨガ


先日行った青空の下でのヨガとピラティスのワークショップです。

とても心地よい風がふいていました。

参加されたお母さんが、
毎日子育てで赤ちゃんのことだけを考えていたので、「頭の中を一瞬でもからっぽにできてすっきりした」
と言っていたのが印象的でした。


肩書きも、役割も、過去のことも、先のことも、
このときだけは忘れていきます。

「ここにいる」ということだけで、充分なのですね。
私たちは、ここに存在しているということが、
特別なことなのだということを思い出させてくれる青空ヨガでした。

企画してくれたあやさん、
参加してくださったみなさん、
ご一緒できてよかったです。

ありがとうございました。