luna creciente とは


2016-08-26

ことば


陽が1日1日短くなってきました。

世の中はいつもいろいろなことが起こりますね。
最近は家族は水のようだと思うようになりました。
常に変化し続けるもの。
子供のときに見えていた家族というものが
変わり続けることに、最初は戸惑いました。
受入れるのに時間がかかり、
家族を写真を撮ることでその現実をようやく受入れることが
できるようになりました。
あれから、ヨガを学びだし、
写真を続け、
福祉の現場でもヨガを智慧を活かしています。

子供のころから言葉を飲み込む癖があります。
言わないのではなく、言えない。
言葉が出てこないのですね。
家族に対して特にそうで、最近は思うことを言えるようにもなりつつあるのですが、
言わずに帰ってくることの方が多いです。
姪が学校に行けなくなったときに、姪と自分が重なって
いろんな記憶が出てきました。わたしは学校に行けなくなったわけではないのですが、
あのとき抱えていた葛藤がなぜか重なったのですね。
本当に苦しいんだろうなというのが伝わってきて、
家族にその想いを伝えました。
特に子供のときは自分の気持ちを言える言葉をまだ知らない、わからない状態
だったりします。
そんなとき、多くの言葉を知っている大人が、言葉で責めたり、
言葉だけで何とか相手の気持ちを知ろうとすることに少し違和感を感じます。
福祉の現場でも利用者さんのなかに話し言葉を持たない、会話が苦手な人たちがたくさんいます。
その場を共有するなかで感じた何かを大事にしていくことも、
もっと必要なのではないかと思っています。
一緒に絵を描いたり、歌を歌ったり、植物に水をあげたり、ヨガをしたり。
日々、試行錯誤ですが、
それがきっと生きるということなのだと実感しています。
自分の中心をしっかりとつかまえて、
おおいにブレながら、でも
また戻ってくるような感じで。

さて、自分の中心に戻って
明日から暗室に入ります。



2016-08-08

写真展のお知らせ

久しぶりのブログです。

今朝、目が覚めたときに「今日は何曜日だ?」と
咄嗟に曜日を思い出そうとしていました。
一体何日寝ていたのだろうという気分。
それくらい、最近はよく眠れるようになりました。

昨年の春ぐらいに写真展をしたいと思い、
あれこれ動いていましたが、
タイミングがあわず、これは諦めた方がいいのかなと
作品を部屋の奥の暗闇に置いていました。
自分の記憶の底のような場所へ。

今年になり、逗子で展示をされている写真家さんのところに
行きました。
以前からこの場所でやりたいなぁと思っていたので、
「ここでやらない?」という言葉に
迷いなく「やります」と答えました。

逗子の古本屋ととら堂さんの一角です。
10月8日(土)から10月23日(日)までの2週間くらいです。
実に7年ぶりくらいの展示です。
そして、この空白の7年、コツコツ撮っていた作品を展示します。
7年間、わたしは何をしていたのだろうと
改めて振り返る機会をいただきました。

都内からは少し離れていますが、
旅をしている気分で道中も楽しんで来ていただけたらと
思っています。
土日を中心に平日もなるべく在廊して、
みなさんとたくさんお話をしたいと思っています。
ゆっくりとのんびりと。

その前に、暗室で自分の作品と対峙してきます。

また詳細をご報告いたしますね。

よろしくお願いします。