luna creciente とは


2015-01-31

旅をする木



久しぶりに雪が降り、時間が止まったように感じました。
本当に一瞬でいつもの東京の景色に戻ってしまうのが、
何だか寂しくなりました。

1月は本と映画とお話を聞きに行くというのを日々の楽しみにして過ごしています。
12月は引っ越しがあり、福岡から新潟への長い旅があったので、
少し内にこもりたい気持ちになりました。
最近読んでいるのは星野道夫さんの「旅をする木」です。
アラスカの大自然の中で暮らす人たちの話、
そこに生きる動物たち、自然の話。
静かに自分の心に響くものがあり、
時間がここでも止まるのでした。
まるで、私にだけ雪が降っているような。
雪の中にいるときは音も消えます。
そんな静けさに癒されています。

本の中に素敵な言葉がいくつかありました。

「寒いことが、人の気持ちを暖めるんだ。
 離れていることが、人と人の気持ちを近づけるんだ。」

アラスカに暮らす人の言葉。
−50℃にもなる生活。
この本を読んでいると
世界を知りたいという気持ちでいっぱいになります。


今すぐには行けないので、これから
世界を撮っている写真家の石川直樹さんと
先輩であるエリックさんのお話を聞いてきます。
http://artazamino.jp/event/photo-2014/
http://l-amusee.com/atsukobarouh/schedule/2015/0131.php